転職してました

前回の記事が2020年1月に公開されていて、早いものでそこから2年以上も経過していますね。この度「転職」というキャリアの区切りが訪れたので、このブログとツイッターも再起動することにしました。

さて、タイトルにも書きましたが、転職しました。

もともとは、とある外資系製薬企業にてメディカルのメディカルアドバイザー(戦略担当)として在籍し、主に免疫領域の製品を担当しておりましたが、今は別の製薬企業の開発部でオンコロジー領域を担当しています。メディカル→開発、免疫→腫瘍、という2つの枠でのストレッチではありましたが、毎日楽しく働いています。

思い返せば、6年続けた臨床医の生活に別れを告げ、製薬業界に飛び込んだのが2019年の夏。入社してすぐはすべてが新鮮で、毎日の都内への通勤ですら楽しめました。その後、職場にも慣れたころにコロナの流行が起きました。私はコロナによる在宅勤務に適性がなかったようで、この環境はなかなかにつらかったです。それでも半年~1年と続けていくうちに、なんとか自分なりの取り組み方を見つけることができ、仕事にも張り合いが出てきました。

2021年後半からは自分がリードするプロジェクトも増え、ほかの部署の人から相談される案件もポツポツ出てきました。自己肯定感が少しずつ高まり、製薬業界でしばらく生きていくのも悪くないな、と思えてきました。当時の自分の所属部署はとても快適で、自分のRoleもとてもやりがいがあって充実していたのですが、社内以外にも視野を広げて、機会があれば挑戦してみたいと思える気力ができてきました。

そんな時、とある転職エージェントから「開発部」での案件を紹介されました。Job Descriptionを読むと、エキサイティングな業務内容であり、興味をひかれました。要件には、該当領域に対する深い知見、開発での豊富な経験、リーダーシップなどの内容が並んでいて、自分は全くそぐわないな、と最初はしり込みしました。それでもあまりに仕事内容が面白そうだったので、申し込んでみたところ、今回の転職につながりました。

前職の在籍期間は2年半程度で、このタイミングで社外に出るのはちょっと早いのではないかと思うこともありました。しかし、自分が社会人になってからを振り返ると、病院A初期研修2年、病院Bで1年、病院Aの内科後期研修2年半、と、大体これくらいの間隔で病院だったりキャリアを変えてきていることに気づきました。

同じ環境下で何年、何十年と頑張ることも、それはそれで充実した人生を送ることができるでしょう。組織に対して、より大きな実績を残すことができるかもしれません。それでも、職場が私たちの人生の責任を取ってくれるわけではありません。今の自分の環境に不満があれば、自分で決断して、一歩を踏み出すしかないのです。

誰もがわかりきっていることかもしれませんが、実際にやってみるのはなかなかに勇気がいることだなと、実体験を通して痛感してます。

今回の決断を後悔しないで済むよう、前向きに仕事に向き合っていきたいですね。